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お子様の成長・生活の変化に合わせて作りかえる家 【その3】

■「さくりはめ」の構造壁

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構造用合板を面で打ち付けるやり方ではなく、柱にミゾを付け、板を落とし込む事を「さくりはめ」と呼びます。

柱に溝をつくり、その中へパネルを上から落とし込むやり方は、他に類を見ない工法でありその成果もはっきり体感できるものです。

一般的な構造用合板を打ち付ける方法とは明らかに耐力が違います。
地震力が働いた場合、針が飛び、面材が働きを無くしても、溝の中で粘りを発揮します。

建物倒壊防止装置としての働きのある「さくりはめ」工法は、日本古来からある地震のエネルギーを吸収する伝統工法のような働きを持っています。

こちらのお住まいでも「さくりはめ」を採用しました。
パネルは、断熱材と一体化したものです。
厚さ45mmの高性能ウレタンフォームに、30mmのムクボードを張ったものです。

今から数年前、「外断熱」「家断熱」と、どちらが良いのかという論争がありました。
私は、どちらも施工したことがありますが、どちらも優劣つけがたいものがあります。
きちんとした施工を行えば、どちらもその効果は発揮できるのです。

こちらの住宅の場合は、内張断熱の一種ですが、隙間係数はきわめて高い数値が出ます。

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