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職人さんをもっと利用しよう!

私はもともと大工でしたので、「木」にはとてもこだわりがあります。
父の経営していた工務店で小さな時から慣れ親しんだ木の香りや肌触りを感じていました。

私の生まれた東京江東区は、日本でも有数の木材消費地の「木場」があります。
現在は主流は「新木場」に移ってしまいましたが、ところどころに「林場(りんば)」と呼ばれる、材木を立てかける場所が見られます。

何回か、こちらのコラムでも書かせていただきましたが、今から40年~50年前には、建てても建てても住宅が不足した時期がありました。
材料も大量に消費され、大量に生産するのに都合の良いものに変わっていきました。
国産材は外国産材へ、昔ながらの手工業は大量生産の新建材へとシフトしていきました。

20101016_01.jpgところが最近では面白いことに、新建材の家で生まれ育った若い人たちの間で、手仕事ならではの良さが評価される様になりました。
内装材でも、漆喰や珪藻土などの塗り壁や無垢材の良さが珍しく思えるらしいのです。

今も昔も、どんな材料を使っても、創るのは職人です。
職人の力がなければ、どんな優れた材料でもどうにもなりません。

秀でた職人さんが充分に力を発揮できる様な場を提供していきたいと思います。

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