>>旧コラムの記事は
こちらからご覧ください



家づくりについて塩谷が思うことの最近のブログ記事

台風シーズンです

台風シーズンです。先日の台風18号が関東を通り過ぎる頃には、かなり強い風となり、事務所の中にいましたがものすごい風の音が聞こえていました。

今回の台風のように、日本人は、昔からありとあらゆる天災と戦ってきました。

怖いものは「地震・雷・火事・おやじ」などとも言いますが、この「おやじ」というのも、人間の、それこそ私のような(!?)「オヤジ!」ではなく、実は「台風」の事らしいのです。 おやじというのは「大山風」(おおやまじ)という台風の別名です。

すなわち「地震・雷・火事・おやじ」とは、火事を除けば全て、天災に備えようという事なのです。

台風は「強さ」と「大きさ」に分けられます。 最大風速が17.2m/s以上を台風と呼び、風速15m/s以上の強風域の大きさにより「小型」とか「大型」とかに分類します。

天気予報で「大型で並の強さの台風」というような言い方をします。 場所によっては大変は被害をもたらす台風です。

そして近年は、この「大型で並の強さの台風」が増えてきたように思います。

そんな中でも、私達建築屋は、地震や台風といったありとあらゆる天災に対して備えなければなりません。 何しろ「国民の生命と健康と財産を守る」のが使命だからです。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
ランキングに参加しています!
よろしかったら、画像をポチッと押していただけると嬉しいです!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

ご縁

今回、建てさせていただいているお宅は、色々なご縁の中で成り立っています。

まずはお客様とのご縁です。
今回のお施主様は、私が20年前に会社を興す時に建てさせて頂いた住宅の娘さん夫婦です。

親子二代に渡って住宅を建築させて頂いたのは二度目ですが、 前回は、ご両親のお宅は父の建て、お子さんのお宅は私が建てているので、 親子二代のも私が手がけるのは初めてのことです。

そして、設計では建築家の丸谷さんとのご縁がありました。
2年前から、「新建デザイン塾」という建築家の方々の集まりに参加しさせていただいているのですが、丸谷さんはそちらの講師をされていてご縁があったのです。

私はその中で、デザインという未知の学問を初めて習うことが出来ました。
そして、空気をデザインする、という事も学びました。
「呼吸する家」という考えなのですが、今回建てさせていただいた住宅では、呼吸する家を実際に造る為に、様々な試みを行うことができました。

基本設計は、丸谷さんのエーアンドエセントラル設計事務所で、実施設計は何十年とお世話になっている津島設計事務所の加藤さんにお願いしています。
多くの強力業者さんの方々にも随分と助けていただきました。

住宅は、数々のご縁で建てられるということを、本当に学ばせてもらいました。

現在内装工事の真っ最中ですが、もう少しで完成です。
久しぶりの新築でしたが、今まででもトップレベルの住宅になりそうです。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
ランキングに参加しています!
よろしかったら、画像をポチッと押していただけると嬉しいです!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

紀州とのご縁

現在進んでいる新築住宅、K様邸では、色々な事を行っております。


前回のコラムで、K様邸は「地域ブランド化住宅」認定住宅だというお話をさせていただきました。

この、地域ブランド化住宅は、認定される基準が様々です。

私が入っている地域型住宅の名称は、「長期優良住宅・きのくに家」と言います。 名前の通り、もちろん「紀州材100%」の住宅ですが、この紀州と首都圏は、江戸時代から密接な繋がりがあります。

紀伊家は徳川御三家ですし、江戸時代の紀伊國屋文左衛門のミカン舟伝説などもあります。(こちらでは説明を省きますがユニークなのでwikipediaで見てみてください)

この、紀伊國屋文左衛門と、私どもの事務所の隣にある「富岡八幡宮」とは不思議な縁があります。
紀伊國屋文左衛門は、江戸で材木屋を開いていたそうですが、 徳川綱吉が逝去した翌年(宝永7年:1710年)にその材木屋を閉め、富岡八幡宮へ総金張の神輿三基を奉納し、大火で消失した社殿を建立する費用を寄進したりしているのです。

私は深川で育ちましたので、子供の頃から、紀伊國屋文左衛門の話は良く聞かされた話です。

何でも、今のお不動様(深川不動尊 成田山別院)の前あたりで、貧困の中亡くなったのだそうです。
あまり遊びすぎてお金が無くなったのだそうですが、八幡様へ寄進もしていたりしているので、辻褄が合わないような気もします。実際のところはどうだったのでしょうかね?

話が逸れましたが、場所柄だけでなく、私は紀州和歌山と、なぜかご縁があるのです。
和歌山には中学生の頃からよく行っておりました。
サンフラワー号というフェリーが、有明から那智勝浦まで行っていた為、中学生の時にユースホステルを利用して仲間とに出かけ、高校生の時は、仲間と自転車で行きました。

妻とも、和歌山へはよく行きました。

という訳で何かとご縁を感じる紀州の国の材木は、私にとって大事なものの一つです。
この大事な材木で、また一つ、自慢できるような住宅が建ちつつあります。

今年は、色々な方とご縁を頂き、色々な方にお世話になりました。
来たるべく年が、皆様にとって輝ける一年になりますよう心からお祈り申し上げます。

今年も一年、ありがとうございました。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
ランキングに参加しています!
よろしかったら、画像をポチッと押していただけると嬉しいです!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

近年は、経年した木造住宅の再生工事が主だったのですが、 現在、しばらくぶりの新築の工事が始まっています。


今回の住宅は、本年度の国の住宅施策の大きな売りの一つである 「地域型住宅ブランド化事業」の認定住宅になっています。

地域材を活用した木造の長期優良住宅の建設を行う場合に、その費用の一部を補助するという制度です。

この事業には、林業家から製材業者、設計事務所、工務店まで、全てを組織化し、皆で力を合わせて大きな力にしよう、という国の目論見があるようです。

ただ、なにぶんにも初めての事業なので、集要項に明確な完成時期の説明が無いといった不十分な所もあり、単年度予算のため完成時期をめぐって多少の混乱が生じているようです。

私たちが手がけている住宅は、3月にお客様がご入居という予定が以前からあったので混乱せずに済んだので幸運でした。

地域材ろ使うことで助成金が出るのは大変ありがたいですが、一番ありがたいことは、お客様がこの事業に対して理解し、応援してくださっていることです。

今回のお住まいは、以前からお世話になっている山長商店さんの材を使用させていただきます。
よろしくお願い致します。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
ランキングに参加しています!
よろしかったら、画像をポチッと押していただけると嬉しいです!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

20年後の為に

久しぶりのエントリーになります。
どうも多忙にかまけてしまっていましたが、読んで下さる方もいらっしゃいますので、定期的に更新できるようにしなければ。

20120625_2.jpgさて、本日「リオ+20(国連持続可能な開発会議)」が閉幕しました。

20年前の1992年に、「地球サミット」という会議が開かれ、 それから丁度20年を迎える機会に、同会議のフォローアップ会合を行うことを提案したことを受けて開催されたものです。

その20年前に、世界から注目された一人の少女がいます。
現在でも環境問題に携わる人ならば知らない人はいないと言われる「伝説のスピーチ」を行ったセバン・スズキさんです。 当時12才だったセバン・スズキさんは、日系4世の方です。

地球破壊を野放しに行う大人達を前に、子供の視点から厳しく追求したのです。

「今日、ここに来たのは他でもありません。私の未来の為に戦いっているのです。あなたたちは政府の役人?サラリーマン?サミットの主催者?それとも記者?政治家?いいえ、あなたたちは母であり父なのです。元に戻す方法を知らないのなら、もう壊さないでください。「愛している子供達」と言うなら、行動でそれを示してください。」

並みいる大人達を前にした堂々としたスピーチでした。

そのセバン・ススキさんですが、今回も登壇されました。
いまや二児の母となられたセバンさんは、前回は自分の未来の為にスピーチされましたが、今回は自分の子供達のためにスピーチをされたそうです。

20年前と今の状況は果たして大きく変わっているのでしょうか?
むじろ、地球の環境は今の方が深刻な状況になっていると言えるのではないでしょうか。

今から20年前を考える事はたやすいのですが、今から20年後、70歳になった自分を想像する事は困難です。
しかし、誰にでもやってくる20年後の為に、今できる事を着実にひとつひとつ続ける事が大事なことなのだと思います。

20120625_1.jpg 私達の住宅産業は、木を多く使います。
森林と環境問題は切り離せないものですが、日本でもいま、林業が危機に瀕しているという現実があります。 それを救うには、国産材の良さを再認識し、多くの国産材を使って林業を活性化させることです。

伐採と植林を繰り返さなければ森は死んでしまうのです。そして森がなくなれば、そこは砂漠となってしまうそうです。

まずは自分の祖国である日本の環境に貢献ため、国産材にこだわった家を造り続けます。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
ランキングに参加しています!
よろしかったら、画像をポチッと押していただけると嬉しいです!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

外張り断熱工法

当社でも長年に渡り色々な断熱材を検討してまいりましたが、最終的に行き着いたものが外張り断熱工法です。

従来の、壁の中に断熱材を入れる充填断熱と言われる断熱方法は、柱や間柱を通して内部の熱が外に出たり、また外の寒さや暑さが伝わることがありました。

また、壁の中の結露という問題もありました。
どのように壁の中の結露がどのように発生するのかと申しますと以下のとおりです。

【1】夏のように高温多湿の外気に含まれる水蒸気は、    室内が冷房されているため屋外から室内へと向かいます。
  (水蒸気は、湿度が高いほうから低いほうへ向かう為。)
【2】そして水蒸気は冷えた防湿層のところでせきとめられ、
壁の中に結露が発生する、という訳です。

一般に木材腐朽菌は10度以上で活動し始めるので、夏の高温多湿状態は腐朽菌が活発に活動します。
このような逆転結露現象は、木造家屋にとっては無視できない深刻な状態です。
壁の中に結露が起こるということは、建物にとっても住まう人にとっても非常に怖いことなのです。
これらのことにより当社は基礎から屋根まで家中を断熱材でスッポリと覆う、外張り断熱工法を推奨しております。

高気密高断熱というと閉じ込められた息苦しい室内と思われがちですが、実際に当社の家で1年を通して生活なさったお客様は冬暖かく、夏涼しいとおっしゃいます。

それは、もちろん断熱の効果だけではなく、室内に無垢の板や珪藻土などを採用し、調湿効果を持たせたということもあると思います。
そのことにより冷暖房のランニングコストも抑えることができ、お客様には大変喜んでいただきました。

日本では湿気をどう処理するかが大変重要です。
湿気を寄せ付けず、溜めない断熱を考え、なおかつ自然の物の調湿効果を上手に利用することが良いと考えています。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
ランキングに参加しています!
よろしかったら、画像をポチッと押していただけると嬉しいです!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

地震に強い住まいとは

私が塩谷住宅建築を造った平成5年のころから目指していたのは、「地震に強い住まい」です。
何度も自問自答してきました。

その結果、構造の方法をいくつも試させていただき、妻の実家の建て替えの際には「AGH工法」と呼ばれる、最強の方法で建てました。

その後、天竜の日東木材さんの工法やハイパーキットと呼ばれる金物工法を採用し、新築で「地震に強い住まい」を目指してきました。

しかしながら、今、皆さんが不安に思うことは、既存の建物に対して、いかに耐震的に強い建物を造りあげて行くことなのではないかと思います。

既存の建物の場合、現在の基準が100とするなら、その建物の評価がどの位なのか知ることが、まずは大事です。
20なのか40なのかで限りなく100に近づける為の対策は違ってきます。

大事な事は「現状を知る」ことです。
むやみやたらに耐震金物を取り付けたり、極端ですが、不安のあまり引越ししてしまったりするより、まずは耐震診断で現状の姿を細かく把握することが大事です。

また、建物の状態と同様に地盤の現状を知ることも重要です。
お住まいの地域が液状化がしやすい地域なのかどうか知る為に、「ハザードマップ」を公開している地方自治体もありますので確認してみてください。

まずは、地盤と建物の現状を知ることが地震に強い住まいを作り上げる一歩です。

どこが強く、どこを集中して強くすれば良いか、そして建物に重要なバランスはどうなのか?というのも耐震診断で把握することができます。

人間の身体に例えると理解していただきやすいかと思います。
何となく調子が悪い、というのではなく、人間ドックのように色々な検査を経て身体の問題点をあぶりだしていく、というのと同じ事です。

どんな名と呼ばれるお医者さんでも、いきなり手術したりはしないものです。
何度も検査を繰り返し、診断を行い、検討し、患者さんに納得してもらいながら、診断結果を基に手術なり投薬なりを決定していくものです。

建物も同じで、建物の状態をよく把握して、いくつもの対策を立ててその建物にしかできないような耐震計画を立てていくことが、結局は地震に強い住まいを作り上げていくのです。

-------------------------------------------------------------------------------------

木造住宅の耐震セミナーを定期的に開催しております。
こちらの記事のような木造住宅に関する知識を、もっと詳しく質疑応答も交えながらお話いたします。

次回は10月15日の土曜日の開催を予定しています。

★詳しくはこちらでご覧ください
※エコリフォームのサイトに飛びます

是非、お気軽にお越しください。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
ランキングに参加しています!
よろしかったら、画像をポチッと押していただけると嬉しいです!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

今回(2011年3月)の震災では、津波の被害が甚大でしたが、 阪神淡路大震災では家屋の倒壊による被害が最も多く、木造住宅の脆弱性が指摘され その後、法改正が行われ、木造の性能はずいぶんと良くなりました。

現在では、木造と言っても耐震性能基準はかなり良くなっています。

ただ、シロアリや腐朽がある場合は要注意です。
特に経年した住宅に見られますが、雨漏りなどがあると、建物は腐り、 腐ればシロアリが発生し、建物の重要な構造部分を中から食い荒らしてしまいます。

シロアリ被害を受けた木は、写真のような、 中がスカスカのスポンジのような状態になってしまうのです。 経年した住宅に限らず、比較的新しい住宅であっても、 断熱材に阻まれて雨漏りがわからなかった、というケースもありますので、 点検をされることをお勧めしたいです。

また、増改築を繰り返した住宅や水に浸かってしまった建物も注意してください。

構造上、重要な最下階が大空間になっていたり、大きな吹き抜けがある場合も要注意です。
これらは、木造云々ではなく、設計上地震に対して脆弱であると言っても過言ではありません。

-------------------------------------------------------------------------------------

木造住宅の耐震セミナーを定期的に開催しております。
こちらの記事のような木造住宅に関する知識を、もっと詳しく質疑応答も交えながらお話いたします。

次回は9月3日の土曜日の開催を予定しています。

★詳しくはこちらでご覧ください
※エコリフォームのサイトに飛びます

是非、お気軽にお越しください。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
ランキングに参加しています!
よろしかったら、画像をポチッと押していただけると嬉しいです!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

木造住宅の揺れ方は?

5月から弊社事務所で行っている「耐震セミナー」の内容を、少しご紹介いたします。

私たちが言う「木造」とは木造軸組み工法のことであり、 ツーバイフォー工法やパネル方式のプレハブ工法は含みません。

また、大手ハウスメーカーが行うブラックボックスのような木造式工法も 内部が特殊ですので、私が父の代から伝えられている軸組み工法を、 ここでは【木造】と呼ぶこととさせてください。

ちょっとマニアックですが、こんな事をしゃべっております。 良かったらご参加ください。


■木造住宅の揺れ方は?

地震の時の揺れは「波」となります。
地球には重力があります。地震の時にはまず最初に、上下方向に揺れる、震源から下から突き上げるような衝撃が来ます。
この最初の揺れがP波と呼ばれており、その後に来る、メインの揺れをS波、もしくはレーリー波と呼びます。

阪神淡路大震災(M6.9)では、縦の揺れと言われる鉛直方向の揺れは331ガルでした。
そして、S波、もしくはレーリー波と呼ばれる水平方向の揺れは818ガルでした。

数値でわかりますように、揺れの大きさはS波の方が大きいのです。
そのため、建物は水平方向から来る表面波により、より多くの被害を受けてしまいます。

今回の東北大震災(M9)では、何と宮城県栗原市築館ではS波の最大加速度2933ガル、震度6.6を記録しました。
現在、多くの住宅では、この水平方向の揺れに対していかに強い住まいを作り上げていくかという事が、耐震工法の要になっています。

現在の木造の軸組み工法住宅では、耐力壁と呼ばれる形式をどれだけ住宅の中で用い、地震の時に発生する「水平力」に対して有効な耐力壁、筋交い端部、柱頭や柱脚の仕様をどのようにすべきか、明確に定められています。

また、強い壁である耐力壁をいかにバランスよく配置するか、というのも、重要になっていることのひとつです。


とはいえ、最初に来るP波の衝撃も恐怖です。

阪神大震災では、最初の下から突き上げるP波による衝撃により、家のホゾ穴が抜けてしまい、その後に来たS波で倒壊に至った、というケースが多く起こりました。

ホゾ穴とは、柱を梁や土台と繋げる為の「ホゾ」という6~7cmの長さの突起を繋ぐ穴のことです。
そのホゾ穴が抜けてしまう、もしく緩んでしまうのです。
最初のP波でホゾが抜けてしまった家は、その次に来る横揺れ(S波)で、倒壊してしまう確立が高くなります。

そこで、その「抜け」を防ぐ為に、ホールダウン金物と呼ばれる柱を引き抜きから守る金物があり、重要なポイントになっています。


-------------------------------------------------------------------------------------

などなど、他にも、構造上の耐震ポイント、外から見てわかるチェックポイント、 具体的な耐震補強と費用など、耐震にまつわる様々なテーマで解説を行います。

簡単な耐震チェックも行いますので、できれば図面をお持ちください。

次回は7月9日の土曜日の開催を予定しています。

★詳しくはこちらでご覧ください
※エコリフォームのサイトに飛びます

是非、お気軽にお越しください。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
ランキングに参加しています!
よろしかったら、画像をポチッと押していただけると嬉しいです!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴

この度、弊社「塩谷住宅建築」と、私の妻が代表をしている
姉妹会社の「エコリフォーム」の共催で、
木造住宅の耐震セミナーをはじめました。


 

3月の震災以来、皆さん「地震」に対して、漠然とした不安を
ずっと抱えていらっしゃるのではないかと思います。

もちろん、ご自身の家に不安を持っている場合は、
適切な診断を行い、補強をされることをおすすめしております。

しかしながら、このような時には、
あまり素性の良くない業者も横行するもので、
弊社にもそういったお悩み相談を何度かいただいております。

「家」は、住む人にとって、最も重要なものの一つです。
誤った施工を行ってしまい、取り返しの付かない事態が
起こってはならないのです。

私は、どうか一人でも多くの方に正しい知識を持っていただき
正しい施工を行っていただきたいと考えています。

この仕事に携わって、今年で32年になります。
今までの経験から得た経験と知識、それを情報としてお伝えすることで、
何とか皆様のお役に立てるのではないかと考え、
このセミナーを開催することとなりました。

私達の事務所を使って、こぢんまりと行う、アットホームなセミナーとなっています。

5月29日、6月11日と既に2回のセミナーが終了しました。
次回は7月9日の土曜日の開催を予定しています。

★詳しくはこちらでご覧ください
※エコリフォームのサイトに飛びます

是非、お気軽にお越しください。

次回のこのコラムでも、セミナーの内容をちょっとだけ紹介いたします!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴
ランキングに参加しています!
よろしかったら、画像をポチッと押していただけると嬉しいです!

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴